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自作ボートと自作サイクロン
海でボート釣りをしたーい。その外、色んな事をしたーいで、ボートを自作中です。
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ワイワイエスケー

Author:ワイワイエスケー
ボート釣りがしたくて、海の上で昼寝がしたくて?、1人の時は寝ませんよ、危ないですから。風が強くなってきたら早く帰港したくて、帆走、機走、オール走、艪走が出きるかな。で作ってます。
艤装品も自作予定が多いので結構時間が掛るけど楽しんでます。でも早く作って釣りがしたい。



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合板に作図と成型
船底板、側板は2枚ずつ製作しなければなりませんがスカーフ接続をした合板2枚にパネル展開図を記入するのは大変です。又、パネル展開図に間違いがあるともっと大変になります。方法としては透明フィルムに原寸大にプロットしたものを合板の上に置き各ポイントを千枚通しのようなもので印をつけバテンで曲線を引く等、色々な方法があるようですが。

このボートでは合板に直接、パネル展開図を描きました。最初に長手方向に糸をビーンと張り正確に基準線を引きます。その時は0.5mmもずれていません。次にパネル展開図の各ステーションの垂線をラフタースコヤーで引きます、この垂線に展開図、各ステーションの基準線からの数値を前回紹介したプローブで記しを点けます、他バルクヘッドやフレーム、バテン等の取付けラインの記しを点けます。後はシャープペンで線引きすれば完了です。

一見面倒のようですが、そんなに難しくはありませんでした。ステーション間隔も50mm~100mmなので曲線引きのバテンは必要ありません、直定規でOKです。

この方法で船底板、側板は右舷側を(左舷側でも良いんですが)合板の裏面に正確に作図しました。ちなみに合板裏面を船内側にしました。右舷側作図面を上にして左舷用合板を下に重ねシャコ万数個で固定しました。この時、合板の表面、裏面をよく確認しないと大変になります。右舷は表、左舷は裏またはその反対になりかねません。気にしなければ良いのですが、この時2枚の板が弓なりにならないで水平になるようにします。そこで又々、秘密兵器が登場します。作るのにえらく手間が掛かりましたが。

松下製の充電ドリルを上下に可動出来るようにしたものです。錐は0.5mmでシャープペンと同じ太さです。
ベースは冷却ファンのアルミ枠を改造しΦ9のSUSパイプに自作スライダーを付けたものです。30度位まで傾けての孔開けも可能です。左側にトグルスイッチが有ります、穴あけ位置に両手で上下させ且左手でトグルスイッチをON、OFFさせます。手を離すと輪ゴムの力で上に戻ります。戻る力は輪ゴムの数で調整しました。よく見えるようにと百斤で購入したレンズを正面と左横に2枚付けました。チャックはアネックス精密ピンバイス片頭式 0.1〜2.0mm 電動ドリル用です。

この兵器?で作図面のポイント、(バルクヘット、フレーム、バテンの位置等)を2枚重ねて穴開けします。2枚目は途中で止めても良いです。外形図は穴開けしません、外形は2枚重ねたままじグソーで外形線より気持ち外側を切りました。その後外形線まで鉋とヤスリで仕上げました。その後シャコ万を外し下側の合板に開けられた穴に従いシャープペンで作図します。手間が掛かりましたが、2枚とも作図とカットが正確に出来ました。穴あけだけならそんなに時間は掛かりません。錐が細いですからあせってはいけません。
精密ドリル1


レンズ゙が無いとこんな感じです。
精密ドリル3


レンズではっきり見えます。
精密ドリル2


左側にモーメンタリーのトグルスィッチがついています。
精密ドリル2


左右の底板と側板です
途中にある線のような箇所はスカーフした所です。
船底,側板


大まかな部品です
バルクヘッドとフレーム周りです

ステム
バルクヘッド1
バルクヘッド2
フレーム1
フレーム2
フレーム3
バルクヘッド3
トランサム
合板パーツ2


上から前甲板マスト受け部補強材1
マスト受け材 マスト受け部補強材2
センタケース 右側 センターボード
センターケース左側
モーターマウント ラダー
の並びです。
合板パーツ1


12Tコンパネと建材用のアングルで作りました横の四角の切り抜きに材を入れ真ん中の隙間に鋸(レザソーを使いました)が入り直角切りと、ある程度の角度切りが出来ます。使っているうちに手前側のコンパネがすり減って、正確な90度が出なくなります。そうしたら交換です。色々と重宝しました。
角度切り3


船底板をステッチしたところです。船台は要らなくなった子供のベッドのパイプのはしごを利用しました。木材はホームセンターでFPS材を購入し加工しました。船台下側の材に4箇所M10ボルトで高さ調整が出来るようにしました。キャスターも付いています。船体ががっちり出来た後はM10ボルトを外しキャスターで多少の移動が出来る様になります。
船底板ステッチ


船底板トランサム付近のステッチです。ステッチするときの針金の締める方向が1つおきに向きが変わっています。同じ方向にのみ締めますと若干ですが左右の板にズレが生じます。こうする事でずれにくくなります。ズレ防止は最初が肝心です。
ステッチ方法


モーターマウントです。CAD 図面からA3にプリントアウトし合板に貼り付けジグソーでカットしました。ロシアンバーチ6.5mmの2枚をエポキシ接着剤で貼り合せ13mmになります。小さな部品はこの様にプリントアウトし貼りつけてカットしました。
モーターマウント


キール部のステッチを終え広げたところです
船底板開


開いた船底板にバーチ合板製の6.5mm厚50mm幅のバテンを接着しました。船底板を平らな状態でバテンを接着した場合曲げ難くなるかな?と言う考えでした。キール部のステッチを締める事により船底板が前後方向に実際の曲線に近い曲がり方をしていますのでこの状態でバテンを接着しておけば後で苦労しなくとも済むかな?と言う考えからでした。バテンの固着はトランサム部はシャコ万で他は船底裏から3Φタッピングネジで止めています。接着剤が余計に付かないようにバテンから約5mm離してマスキングテープを貼りました。マスキングテープはゲル化が始まったら剥がしましょう。剥がし忘れて後で剥がすのは結構しんどいです。
船底板バテン



船底板のバテンが硬化した後、左右の側板をステッチしました。バウの方のステッチはステムを付けた時に行います。
側板ステッチ


左右側板にもバテンを接着しました。船底板と同じく外側からタッピングネジで固着しています。所々に見える細切れのようなものはバルクヘッドの位置決め材です。ステッチした時バルクヘッドの位置がずれないようにする為につけましたが。接着したのは失敗でした。ステッチ穴位置の開け方で殆どずれなく出来ますし、エポキシパテでフィレットを付ける時、邪魔になりました。早い話不用です。下に見えるテーブルはコンパネ製の作業台です。こんな柔な作業台ですが、色々役に立ってます。
側板ステッチバテン


全てのバルクヘッドをステッチしました。中3本のフレームはこの段階ではタッピングネジ数本で仮止めしています。手前のフレームに見える金属ですが詳細は下の写真に。バーチ合板は強度が大きい為、曲ゲが結構大変でした。と言っても大きな隙間でもないのですが隙間が出来るのに抵抗がありました。あちらこちらのステッチ部で密着させる為このような冶具?を多用しました。
BHステッチ


2mm厚10mm幅のアルミ材を適当に切り、穴あけしペンチで曲げたものとM3とM4のネジです。
BHステッチ詳細


上から見たバテンとバルクヘッドとフレームの配置です
BH・フレーム


トランサムと後ろのバルクヘッドのステッチです。根太は20×20のヒバ材ですが太過ぎた様ですもう一回り細くても良かったと思ってます。
トランサム


各バルクヘッドを接着した後、硬化促進の為、加温器のドライヤーを船内にセットしました。この後プチプチで船体を包みその上からブルーシートを掛けました。この時船内にドライヤーがあるのですが温調計は40℃にセットしました。バルクヘッドとフレームは同時接着ではなく2回に分けて組立てました。バルクヘッドはステッチしているのでエポキシパテ盛りしフイレットを付ければ良いのですが、フレームは一旦外しエポキシ接着剤(コニシEセットM)を塗布し組み込みタッピングネジで固着しなければなりませんので時間が掛かる為です、バルクヘッドが硬化した後、次にフレームを接着し同じ様に温調して硬化させました。
加温1

加温2


船内のバルクヘッドとフレームが完全硬化した後、船体をひっくり返しキール部とチャイン部の接着をしました。エポキシパテはコニシE209と低粘エポキシとガラステープを使いました。なにしろ外作業と加温器使用の為、接着作業の後プチプチとブルーシートを掛けなければなりません。其の時、接着面にそれらが触れない様に、未だ使わない防舷材と船底ストリンガーをこの様にセットしました。接着した後この上から養生すると接着面は安泰です。
上から
外側接着1


中心ずれの点検
船台は透明チューブに入れた水のレベルを見てジャッキを調整し水平にしてあるのですが、点検前に再確認をしました。OKです船体の中心ずれの点検をしました。中心からのずれの測定方法はトランサム上縁中央から前バルクヘット中央に墨つぼ用糸をピンと張り,中心の糸から各フレームと各バルクヘッド位置の側板外側までの距離を測定しました。
差は殆どありませんでした。ほっとしました。

捩れの点検
前バルクヘッドの両舷の縁に角材をシャコ万で挟みシアー材から同じ高さに糸を張り、その糸を基準にしてトランサムの上縁を目視しました。目視の範囲では糸とトランサム上縁は平行でした。捩れは見られませんでした。

ゆがみ1



ゆがみの点検
捩れの確認の続きで前バルクヘッドの両舷の縁に角材をシャコ万で挟みシアー材から同じ高さに糸を巻き、その糸をトランサム両舷の縁まで1本ずつピーんと張りました。各フレームと後バルクヘッドの位置でシアー間にも糸をピンと張りました。これは両端に錘をつけ移動できる様にしました。測定具は左右シアー間にFPS材を渡しその上にアルミアングルにL尺をシャコ万で固定し前後方向と左右方向に張った糸の高さを各ポイントで測り差を求めました。上の糸が基準になります。差は殆どありませんでした。ここで、大安心をしました。

ゆがみ2



中心位置ずれ,捩れ,ゆがみが無いのを確認した為、前甲板と後甲板を貼りつけました。もうこれで大丈夫です。元々ガッチリしていた船体ですがこれで益々ガッチリしました。浮力室内は甲板裏まで塗装しています。
前甲板
後甲板



甲板を貼ったあと上から見ました。センターケースとスォートも取りつけました。スォートの位置は通常の位置?よりわざわざ前寄りにしました。後船室の容積を少しでも広く取りたい為です、其の為に取り付けには若干面倒な工作がしてあります。前後甲板部は浮力タンクと荷室になります,浮力室の中に発泡スチロールを充填しその中に荷室を作ります。これからハッチ部をジグソーでカットします。
写真の撮りかたでしょうか、前が細く後が太って見えますが、実際はもう少しスマートです。
上から



センターケースとスォートです、右舷側スォート付け忘れ?・・・では無いのです。丁番でこの様に開閉出きます。開くのは停止時のみで航走時は閉めます。ガッチリとロックします。
センターケースは上下材とタツは20mm×25mmヒバ材です、左右は6.5Tバーチ合板です。隙間(センターボードが入るところ)は254mm×20mmです。センターボードはバーチ合板の15Tの250mm幅です、高さは890mmあります。上下材とタツの所、上下4箇所は接着の他にΦ6の通し穴を開けM6真鍮ネジで締めています。スォートは6.5Tのバーチ合板に16mm×32mmのヒバ材2本を桁として取りつけています。
ス;オート


防舷材の取り付けは甲板を貼った後に接着しました。シアー材、防舷材共ヒバ材で16mm×36mmです。真直ぐな材をそのまま曲げるには厳しいと思いましたので、どちらも約1ヶ月間位で徐々に曲げ癖をつけて使いました。正解でした。接着時はそんなに苦労しないで取付けられました。前甲板の所はシャコ万が使えませんので木ネジで固着しました。硬化後は木ネジを抜きました。ガンネル部は厚さが36mmあります。頑丈です。
この時点で前、後甲板はハッチを製作して仮置きして有ります。

防舷材
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コメント

ミヤジーさん
当ブログに訪問とコメント有難うございます。
すげーとのお言葉、超うれしーです。
塗装段階で3度失敗して少し引き気味で以来一年以上、中々進みませんでした。
最近これではいかんと塗装を始めましたが、四苦八苦しています。
船体製作も少し凝りすぎました、Simple is best 、にしとけば良かったと思っています。
ロシアンバーチは強度が大変大きいので私のボートの様な作りはしなくても良かったのではと反省しています。
ミヤジーさんが製作される時は是非、丈夫で軽量を目指す事をお勧めします。

[2013/05/19 16:29] URL | ワイワイエスケー #noOYFVhE [ 編集 ]


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